SGリペアの続きです。
前回の記事はこちら
tenmaku-jet.blogspot.comそもそもこのSG何者なの？？
ヘッドにはSamickって書いてあるので韓国の三益楽器のギターなのだが、とにかく情報が少なくてよくわからないのです。
ロゴとペグのタイプとノブのデザインから推測するに1980年頃のもののようだけど、だとしたらまあまあのビンテージじゃない？
ギター作成の経験は浅いが、職業柄ものづくりをしている者から見ても作りは決して悪くないと思うのですが、世界中の取引相場は程度の良いものでせいぜい330ドルが上限のようなので当たり前だがビンテージギターとしての価値は全くない。
そしていかんせんロゴがカッコ悪い。
なのでこのダサいロゴを消します。
こうなると全部剥がすか？？でもめんどくさいので地道に瞬間接着剤をパテがわりに流し込み補修。
ついでに６限側のナットの角の部分も瞬間接着剤で補修してます。
瞬間接着剤はイキナリ厚く塗るとヒケるので塗っては乾かし塗っては乾かしで何度も重ねて塗ります。
そして十分に乾いてからサンディングして、クリアラッカーをまた塗っては乾かしを６回ほど繰り返して最後に自動車用のコンパウンドで磨いてヘッドの補修完了です。
1個死んでたペグも全部怪しい激安グローバータイプの新品にしました。
ペグのネジ穴が同じ位置でピッタリなんだけどペグの付属のネジでは空回りしてしまう。
このままではチューニングの安定は望めないのでホームセンターでちょい太めでちょい長めのネジを買ってきて交換。ガッチリ固定できました。
あとはひたすらボディーをコンパウンドで磨き倒す。
この頃ピックガードのネジとノブがないけど一応完成
いよいよ弦を張って音出しです。
良くも悪くもSGの音。
クリーンの音はやっぱりシングルコイルの方が良いけど少し歪ませるとやっぱりアンガスヤングの音になります。ってかそれっぽくなるように音作りしちゃうよね〜
にしてもネックが長く感じる。ハイポジションはめちゃくちゃ弾きやすい。
ネック形状はテレキャスターから持ち替えても違和感なし。でもネックの長さは違和感ありまくり。
巻き弦のテンションが弱いと感じるのはミドルスケールだからでしょうか？
これは巻き弦だけ太くすれば解決かな？
そして何よりチューニングが全く安定しない。さらにピッチ調整は完璧なのになんか音痴なのです。
いろいろ悩んだけどどうも弦が怪しい。
以前作ったHOSCOのギター組み立てキットに付属してた弦が余っていたので、今回ケチってそれを使ってみたけれどそれが良くなかったらしい。
試しにダダリオの0.09-0.46に張り替えてみると解決しちゃいました。
あと今の所チューニングも安定するようになったけどペグに遊びがあってチューニングにコツが要ります。やっぱりココは信頼のGOTOH製を選ぶべきでした。バカみたいに高いパーツじゃないのでケチっちゃダメなところです。
元々の配線もなんか変な感じだったのでネットの情報を頼りに一部引き直しました。
ついでにリア側のみ効果もよくわからないのにオレンジドロップ入れてみたり。
ところで下がリアで上がフロントだと信じて疑わないのだがこれで合ってるのか？
そんこんなで今回はピックアップとかは変えなかったけどなかなか満足できる仕上がりになりました。
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