スーパーカブのバルブクリアランス調整をしてみたけど ・・・

2022/03/12

SUPER CUB

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バルブクリアランス調整をしてみたけど・・・ 

只今走行距離9661Km
走行距離700Kmの極上中古車を2019年の12月に納車して2年とちょっと。
タペット音が気になりだすにはちょっと早いんじゃない?
って思ったけど気になり出したらもう気になってしょうがないのです。
めんどくさいけどやるかあーってとりあえずヘッドカバー開けてみる。

その前にレッグシールドを外さないといけないのだけど、これが慣れないとまあまあコツがいる。前回外したのは納車してすぐの2年前、確かその時も苦労してやっと外した記憶が・・・



右側のチェーンがクランクシャフトと繋がっててこいつがぐるぐる回ってカムシャフトを回します。カムで中央のロッカーアームが押し上げられて、てこの原理でバルブをギュっと押します。
押されてる間だけバルブが開きシリンダーの吸気や排気を行うってシステムで4ストロークエンジンの肝なんですが、バルブの熱膨張を吸収するためにロッカーアームとバルブの間に隙間があってそれが狭すぎるとバルブが完全に閉じないし、広すぎるとバルブが開ききらない。
バルブがきちんと動かないとパフォーマンスが低下したり、最悪な場合はエンジンブローにつながるって訳です。
この隙間が摩耗が原因だったり色々あって徐々に少しづつ広がってくるのですが、エンジンからカチカチとタペット音が聞こえてきたらこの隙間が広がってる合図なのでこの隙間を調整するのがバルブクリアランス調整(タッペット調整)というやつです。
以前KTMのLC4エンジンを調整した時はどえらい苦労したのですが、今回もやっぱり大変でした。詳しいやり方はググればいくらでも出てきますのでここでは割愛しますが、よっしゃやったろーって人はやってみるといいのですが、よくわかんないなーって人はちゃんとプロに任せるのが絶対おすすめです。

LC4のメンテナンス : 天幕ジェット海賊盤

まずはオイル交換  純正のフィルターを入手するのが面倒でAmazonでK&Nのフィルターをポチり。 オイルもAmazonでいつものCROSS POWERをゲット。 いやーインターネットって便利だね。お店で買うより全然安いし送料かかんないし。って思ってたらガスケット類を注文するのを一切



苦労するとわかっていたので、専用工具を購入したけど、まず上死点探しの旅が結構大変、覗き窓から見ててもマークが見にくいが、結局カムシャフトのスプロケットがこの位置が、上死点ってことでいいね??

ロックナットを回すたびにシックネスゲージを引き抜く感じが変わってしまうし、ロッカーアーム自体が微妙に遊びがあって判断がしずらい。
そもそも数週間前から腰を痛めて体の動きがアレな状態なのにこの低い位置での作業は相当しんどいぞ。と格闘すること数十分。
専用工具は買っておいてよかったです。無くてもできないこともないけどイライラ度が全然違うと思います。

そんなこんなでなんとか調整し終えてエンジンをかけてみたが、まだカチカチ音が聞こえる。
エンジンが冷えてるのでなんとも言えないが、なんか納得いかなかったので、もう一度同じ作業をしてみる。今度はちょっとマシ あとはエンジンが暖まった時にどうなるかだけど、そもそも最初からこれくらいは普通に聞こえてたんじゃないか?って思ったりして、だってなんぼなんでも1万キロ未満でクリアランスが狂う??オイルもちゃんと交換してたよね。


オイル交換もついでに
とバルブクリアランス調整はなんだかよくわからない感じになってしまいましたが、よく考えると前回にオイル交換したのは。9月末の走行距離7686キロの時なのでちょうど3000キロ。
俺としたことがすっかり忘れてたぜ・・・とついでにオイル交換を決行します。
カブのオイル交換は簡単なのとコストもかからないので頻繁に変えてるつもりだったけど、
冬はカフェオレになりやすいので本当は冬こそ頻繁に変えてあげないとないといけないのですが・・・上の写真でもオイルが乳化してるのが・・・

今回はオイルのみでフィルターは用意してなかったのでパスします。
ドレンボルトを外してドボドボとオイルを排出してみると結構汚れてる!!
ってなわけで今回は一旦オイルを交換してからもう一回オイルを入れ替えるなんちゃってフラッシングもしてみます。

中途半端に余ったオイルを集めてフラッシングオイルを作ります。足りない分はホームセンターで急遽購入した安いオイルを足します。


ドレンボルトからオイルを抜いたとして、古いオイルが完全に抜け切る訳ではないので、フラッシング専用オイルや添加剤はどうも気が進まないのです。抜け切らずに残るよね?オイルに混ざるよね?まあだからどうしたと言えばそれまでなので完全に気分の問題ですけど。

なのでエンジン内部に残ったスラッジを薬品で溶かすとかじゃなくて、古いオイルをすすぐという目的でエンジンオイルでフラッシングをします。
フラシング用のブレンドオイルでしばし散歩。まだレッグシールドは付けてません。
クロスカブってこんな感じなのかな?とか思いつつ。
すっかり夜になってしまいました。

エンジンがまだ熱いうちにオイルを排出。古いオイルと混ぜちゃったのでどれくらい汚れが取れたかは分かりませんが、きっと綺麗になってる(薄まってる?)はず。

新しいオイルを入れてレッグシールドを付けて完了です。
今回は急遽近所のホームセンターで手に入るオイルにしましたが、オイル交換は早めにするという意思を込めてあえて安いオイルをチョイス。


というかスパーカブ110の推奨オイルはホンダ純正ウルトラG1
私がカブを購入当時のウルトラG1は鉱物油の10W30でした。
その後ウルトラG1はモデルチェンジして5W30の半化学合成油になりましたが、
相当品を使う場合は10W30のJASO TなんちゃらのMAを使えと書いてある。
であれば鉱物油の10W30 もちろんJOSCのMAグレードのカストロールGOがもしや旧純正ウルトラG1の代替の本命なのでは?と・・・いうのはこじつけで単に安かったからなんですが(笑)とにかく早めのオイル交換を心がけよということです。




結局気になって・・・
一週間後に再度ヘッドカバーを開ける
今度はちゃんとフライホイールの窓で上死点をチェックしてからシックネスゲージを差し込んでみると排気側も吸気側も0.09mmなので完璧(だよね?)
空キックをしてみると確かにカチカチ音がするので、最悪カムチェーンかな?あーめんどくセーなって思ったけどカムチェーンが鳴っているようには聞こえないんだよなー
しばらく様子見よっと。ってヘッドカバー閉めてちょっと試運転してみるとなんか静か・・・
なんかわからんけどまあいいか。





あとカブの話には全然関係ないけどRHCPにジョン・フルシアンテが戻ってきてアルバムがもうすぐ(4/1)にリリースされますよ。これは久々に楽しみです。


Tenmaku Jet Bootleg 2

ぼちぼちと趣味のバイクの話(KTM790ADVR. SUPERCUB)とか個人的に興味のあることを書き連ねるブログです。
何よりココにたどり着いてくれたことを感謝します。

   

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